クリスマスツリーといえばモミの木!でも、なんで?
なぜクリスマスにモミの木が使われているのがご存じですか?
それは、モミの木が常緑針葉樹であり、強い生命力の象徴とされているからです。
モミの木は厳しい冬でも葉が枯れて落ちることはありません。
どんな時期にでも鮮やかな緑を楽しむことができ、その姿から神聖なものとされてきました。
中世のドイツではモミの木に小人が宿っており、飾りつけをすることで人に力を授けてくれると信じられていました。
こちらもクリスマスツリーにモミの木を使うようになった由来といわれています。
全ての飾りつけには意味がある!
クリスマスの飾りつけによく使われる色はクリスマスカラーと呼ばれており、赤・白・緑の3色があります。
このクリスマスカラーのそれぞれにも意味が存在します。
赤…十字架にかけられたイエス・キリストが流した血。神の愛の象徴
白…雪、純潔
緑…常緑樹に代表される永遠の命や力強い生命力
また、飾りつけのそれぞれにも意味が存在します。
トップスター…イエス・キリストの誕生を東方の三博士に知らせた希望の星
ベル…イエス・キリストの誕生日を人々に知らせる喜びの音を鳴らす、魔除け
天使…ベルを持ちキリストの誕生日を人々に知らせる存在
ボール…アダムとイブが食べた知恵の木の実、幸福や豊かな実り
キャンディ…羊飼いが羊を導く杖から、キリストが人々を導いてくれる
生花と造花のツリー、どちらにしよう?
クリスマスツリーには、プラスチックで作られたものと生のモミの木が使われたものが存在します。
プラスチック製のクリスマスツリーの枝葉にはワイヤーが入っており、向きや開き具合を調整できます。枝や葉自体が光って見えるものもあり、オーナメントが控えめでも豪華に見えるでしょう。また枯れる心配もなく、一度購入すると長期間楽しむことができます。
生のモミの木は油の多い木であり、柑橘系に甘さを含んだ香りがします。リフレッシュできるだけでなく、抗菌や免疫力向上にも効果的と言われています。
繊細なモミの木のお手入れ方法!
ドイツトウヒはモミの木の仲間で、クリスマスツリーといえばこの品種を指すことが多いです。
耐寒性が強く、涼しい気候を好みます。夏は風通しが良く涼しい場所に置きましょう。
庭植えする際に注意することは、水はけが良く、適湿な場所を選ぶことです。
また1年で20~40cm程度成長するため、十分なスペースを確保する必要があります。
植え付けてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水をやってください。
クリスマスツリー用のモミの木を買った際は、環境順応のための温度管理が必要です。
屋外や風の当たらない場所で1日程度順応させます。
また設置直後は約3リットルの水を用意し、毎日のチェックと補給を忘れてはいけません。
特にこの時期は暖房をつけ室内の空気が乾燥しやすいので要注意です。
一度乾燥し葉色が悪くなると回復ない場合があります。
葉が乾燥してきたら霧吹きをかけるのも効果的です。
1年の終わりを実感するクリスマスですが、沢山の飾りつけをして華やかに年末を迎えませんか?