11月11日は「ポッキーの日」だけじゃない!花業界では“いい枝物の日”
スーパーやコンビニでポッキーが山積みになっている11月11日。
「1」が4本並ぶ日ということで「ポッキー&プリッツの日」としてすっかり定着していますよね。
でも実は、花業界でもこの日はちょっと特別。
同じく「1」が4本並ぶことから、“枝が4本並んでいるように見える”ということで、「いい枝物(えだもの)の日」とされているのです。
■ 枝物とは? ― 花を支える「骨格」であり、空間をつくる主役
枝物とは、花屋で扱う「枝のついた植物」の総称です。
季節を感じさせる枝ぶりの良い木々や、紅葉した枝、実をつけた枝など、花束やアレンジメントの中でも大切な存在。
花を引き立て、作品全体に“自然の流れ”や“空気感”を与えてくれます。
たとえば春なら桜やコデマリ、ユキヤナギ。
夏はドウダンツツジやナナカマド。
秋にはリンドウやノバラの実、冬はヒバやヒノキなど、季節ごとに豊かな表情を見せてくれます。
花そのものが「色」や「華やかさ」を担当するなら、枝物は「形」や「構成」を支える縁の下の力持ち。
空間を立体的に演出するうえで欠かせない“デザインの骨格”なのです。
■ 「いい枝物の日」の由来と意味
花業界では、「11(いい)+11(枝が並ぶ)」という語呂合わせから、“いい枝物の日”と呼ばれるようになりました。
この日をきっかけに、普段は花束の脇役として見過ごされがちな枝物にスポットを当てようという動きが広がっています。
花屋さんにとって枝物はとても重要な存在。
たとえば仕入れの段階でも、枝ぶり・節の位置・葉の付き方などを見極める目が必要です。
そして、枝のカットや角度、花との組み合わせによって、同じ種類でも印象ががらりと変わります。
この日を通して、「花を支える枝に目を向けよう」「自然の流れを大切にしよう」というメッセージが込められているのです。
■ 花束やアレンジで枝物を使う魅力
枝物を取り入れることで、花束やアレンジメントはぐっと上品に、そして洗練された印象になります。
ここでは、枝物の魅力を3つの観点から見てみましょう。
① 立体感を生み出す
花だけで作ると、どうしても“丸く”“詰まった”印象になりがちです。
そこに枝物を入れると、空気を含んだような抜け感が生まれます。
まるで風が通り抜けるような軽やかさが加わり、自然の中に咲くような表情を演出できます。
② 季節感を伝える
枝物ほど季節を感じさせてくれる素材はありません。
新緑のドウダンツツジ、秋の紅葉ヒペリカム、冬のヒバや赤い実もの。
花よりも早く季節の移り変わりを教えてくれるのが枝物の魅力です。
③ 時間の流れを感じる
枝物は花よりも長持ちし、日ごとに色づきや形が変化します。
葉が落ちたり、実が熟したり。
その“変化”を楽しむことで、飾る人の心にも穏やかな時間が流れます。
■ フラワーショップバンビーノでも人気の枝物たち
大阪・京橋の「フラワーショップバンビーノ」でも、季節ごとにたくさんの枝物を取り入れています。
たとえば秋冬のこの時期なら、ユーカリ、ドウダンツツジ、雪柳、ヒムロスギなど。
花束やスワッグにも枝物を組み合わせることで、ぐっとおしゃれに仕上がります。
ユーカリの枝は香りが良く、ドライにもなりやすいのでギフトにもぴったり。
また、ドウダンツツジの枝は1本でも存在感があり、リビングに飾るだけで空間が洗練されます。
花束を選ぶとき、「お花を増やす」ではなく「枝物を加える」という選択肢を持つと、同じ金額でもぐっと雰囲気が変わります。
それが“枝物上手な花選び”です。
■ おうちで楽しむ枝物のコツ
枝物はお手入れも少しコツがいります。
以下のポイントを押さえると長持ちし、きれいな姿を長く楽しめます。
◎ 水切りはしっかりと
枝の切り口は硬く、水を吸いにくいものもあります。
斜めにカットして表面積を広げることで、水揚げが良くなります。
切る際はハサミよりもナイフや剪定バサミが理想です。
◎ 葉を取りすぎない
枝物は“葉の付き方”が美しさの一部。
下の方だけを整理し、上部の枝ぶりはできるだけ自然に残すと、野趣のある表情が生まれます。
◎ 花と合わせる場合はバランスを意識
枝物を主役にするなら花は控えめに、花を主役にするなら枝は軽く。
どちらかに“引き算”をすると、調和のとれたデザインになります。
■ 枝物がもたらす「余白の美」
日本の花文化には、“余白を楽しむ”という美学があります。
いけばなの世界でも、枝や空間の取り方が作品全体の印象を左右します。
花を詰めすぎず、枝を少し大胆に使うことで、花の一輪一輪がより引き立つのです。
枝物は、いわば“空間をデザインする素材”。
花束に枝物を入れることで、受け取った人が「自然の中にいるような心地よさ」を感じられます。
飾る人の感性がそのまま現れる――それが枝物の面白さです。
■ 「いい枝物の日」に想うこと
忙しい日常の中で、花を買うことは“非日常”の時間を取り戻すような行為です。
その中でも枝物は、静かに季節を語り、自然とつながる感覚を与えてくれます。
11月11日、“いい枝物の日”に少しだけ立ち止まって、
花瓶に一本、枝を飾ってみてはいかがでしょうか。
部屋の空気がやわらぎ、心にゆとりが生まれます。
■ まとめ
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11月11日は「ポッキーの日」であり「いい枝物の日」
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枝物は花の骨格を支え、季節や空気感を演出する重要な存在
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飾り方次第で、暮らしの中に自然の流れを取り入れられる
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“枝物を楽しむ”という新しい花の楽しみ方を、ぜひこの日に
フラワーショップバンビーノ
大阪・京橋駅近くの小さな花屋です。
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