ポインセチアってどんなお花?
ポインセチアは、トウダイグサ科トウダイクサ属に属する、メキシコが原産のお花です。
日本では「ショウジョウボク(猩々木)」という名前がついています。
ポインセチアは温暖な気候を好む植物であり、寒さに強くありません。しかし日本では、葉の色が変化する冬以降が最も美しいので、冬に流通しています。
ここで質問ですが、ポインセチアの花はどの部分だと思いますか?
赤やピンクなどに色づいた部分を想像した皆さん、実はその部分はお花ではないんです!
色づいた部分は苞(ホウ)と呼ばれる芽やつぼみを包んでいる葉なのです。
本物のお花は苞の中心部分に咲いています。
ポインセチアの種類はいっぱい!
ポインセチアに近い品種は1000~1500種類あるといわれています。
葉の色や大きさ、形などにより分類されています。
その中でも、当店にて販売している種類を紹介します。
フェラーラ
鮮やかな赤のポインセチア。
株姿はV字で、枝が太くしっかりしています。
赤い部分は大きく、深みのある赤と濃い緑の葉とのコントラストが綺麗な品種です。
プリマベーラ
深い赤のポインセチア。
締まったV字の株姿が美しいです。
花が長持ちするため、長期間の観賞に向いています。
プリンセチア
ポインセチアを改良して生まれた品種です。
かわいらしい見た目を比喩した「プリンセス」と元品種の「ポインセチア」を組み合わせて名づけられました。
華やかなピンクの葉が特徴。
ポインセチアと比べて丈夫であり、長く楽しむことができます。
なぜクリスマスフラワーと呼ばれている?
クリスマスといえばポインセチアを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか?
そもそもクリスマスは、イエス・キリストの誕生をみんなで祝うようになったことが始まりと言われています。
ではなぜ、誕生祝いにポインセチアを使い始めたのでしょうか?
その答えは17世紀までさかのぼります。
メキシコに移り住んだキリスト教徒が赤く色づくポインセチアを見て、「清純なキリストの血」と思い、キリストの誕生祭の行列で使ったと伝えられています。これ以降、ポインセチアはクリスマスの飾りとして使われるようになりました。
ちなみに、メキシコでは「聖夜」などを意味する「ノーチェ・ブエナ」と呼ばれています。
ポインセチアの育て方
水やりの仕方
ポインセチアは乾燥に強く、過湿を嫌います。
長く楽しむためには乾かし気味に管理するのがポイントです。
土が湿っているのに葉がしおれていることがありますが、これは寒さが原因であるため暖かい場所へ移動させましょう。
管理場所
基本的には日当たりのよい室内に置きましょう。
寒さに弱いため、夜間冷える場所(窓際や玄関など)に置く際は厚手のカーテンを引いたり、気温が低くなる時間帯は場所を移動させましょう。
好まれる土
水はけと水もちのよい有機質に富んだ土を好みます。
腐葉土や堆肥を混ぜ込んだ土で育てると、しっかりとした根が育ちます。
鮮やかな赤やピンクのポインセチアは、お部屋に一つ置いておくだけで華やかさを演出し、一気にクリスマスムードに変えてくれます。
クリスマスが大好きな方はもちろん、ツリーを飾ってないよという方もお部屋をクリスマス仕様にしてみてはいかがですか?