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お盆に咲く心をつなぐ蓮の花

お盆に咲く心をつなぐ蓮の花

お盆に咲く、心をつなぐ「蓮の花」

夏の暑さが深まり、蝉の声が響く頃。

日本では、ご先祖さまや大切な人を想う「お盆」の季節を迎えます。

お墓参りに行ったり、仏壇にお花を飾ったり、家族みんなで集まったり。

普段はなかなか立ち止まって考えることのない、大切な人とのつながりを改めて感じる時間でもあります。

そんなお盆の季節に、古くから深いつながりを持ってきた花があります。

それが「蓮(ハス)」です。

水面からすっと茎を伸ばし、凛とした美しい花を咲かせる蓮。

今回は、お盆と蓮の花の関係や、その魅力、込められた意味についてご紹介します。

 


■ 泥の中から美しい花を咲かせる「蓮」

蓮は、水辺や池などで育つ植物です。

特徴的なのは、その育ち方。

蓮は泥の中に根を張り、そこから長い茎を水面へと伸ばして、美しく大きな花を咲かせます。

泥の中から生まれるにもかかわらず、咲いた花はとても清らかで美しい。

その姿から蓮は古くから、

「どんな環境の中でも、美しく清らかに生きる」

という象徴として考えられてきました。

人生には、楽しいことばかりではありません。

悲しいこと、苦しいこと、思い通りにならないこと。

それでも、その経験を抱えながら前を向き、美しい花を咲かせていく。

そんな人の生き方にも重なるような、不思議な魅力を持っているのが蓮の花なのです。


■ なぜお盆に「蓮の花」なの?

お盆と蓮の花には、仏教との深いつながりがあります。

仏教では蓮は、とても大切な花として扱われてきました。

仏像を見ると、仏さまが蓮の花をかたどった台座に座っている姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

これを「蓮華座(れんげざ)」と呼びます。

蓮は泥の中から清らかな花を咲かせることから、煩悩や迷いのある世界の中でも清らかな心を持つことを象徴する花とされています。

そのため、ご先祖さまを迎え、供養するお盆にも蓮はよく用いられます。

仏花やお供えのお花だけでなく、お盆飾りの中に蓮をモチーフにしたものが使われることもあります。

つまり蓮は、単に「お盆によく見る花」というだけではありません。

こちらの世界と、大切な人への想いをつないでくれる花。

そんな意味を感じさせてくれる存在なのです。

 


■ 蓮の花が咲くのは朝

蓮の花には、もうひとつ素敵な特徴があります。

それは、朝に花を開くこと。

早朝からゆっくりと花びらを開き、お昼頃になると少しずつ閉じていきます。

そして種類や環境にもよりますが、数日間、開いて閉じてを繰り返したあと、その花を終えます。

だからこそ、美しく咲いている蓮を見るなら朝がおすすめです。

まだ空気が少し涼しい夏の朝。

静かな水面の上に、淡いピンクや白の蓮が浮かぶ景色。

どこか時間までゆっくり流れているような、神秘的な雰囲気があります。

短い時間だからこそ美しい。

そんな儚さも、蓮の魅力なのかもしれません。


■ 蓮の花言葉

蓮には、

「清らかな心」
「神聖」
「休養」

などの花言葉があります。

特に有名なのが「清らかな心」。

泥の中から美しい花を咲かせる姿に由来するとされています。

環境がどんな場所であっても、そこから美しく咲く。

そう考えると、蓮の花を見る目が少し変わってきませんか?

ただ美しいだけではなく、その花が咲くまでの背景まで含めて魅力的。

花屋としても、蓮はとても奥深い植物だと感じます。

 


■ お盆は「ありがとう」を伝える季節

お盆というと、

「ご先祖さまを供養する行事」

という少し堅いイメージを持っている方もいるかもしれません。

でも、もっとシンプルに考えてもいいのではないでしょうか。

「今年も帰ってきてね」

「いつも見守ってくれてありがとう」

「みんな元気にしてるよ」

そんな気持ちを、大切な人へ届ける時間。

直接言葉を交わすことはできなくても、お花を飾ることで伝えられる気持ちはあります。

生前好きだったお花。

好きだった色。

その人を思い出す香り。

「この花、おばあちゃん好きやったな」

「おじいちゃん、この色好きやったよな」

そんな会話が家族の中で生まれることも、お盆の素敵な時間なのではないでしょうか。


■ お供えのお花は白だけじゃなくてもいい?

お盆のお花というと、

「白い菊じゃないといけないの?」

と聞かれることがあります。

もちろん白を基調とした落ち着いたお花は、今でも定番です。

ですが、近年では故人の好きだった色やお花を取り入れたお供え花を選ばれる方も増えています。

白やグリーンをベースに、

淡い紫。

優しいピンク。

爽やかなブルー。

少し黄色を入れて明るく。

など、ご家族の想いに合わせたお花も素敵です。

大切なのは、「こうしなければならない」と形だけにこだわることではなく、

誰を想って、そのお花を飾るのか。

そこにある気持ちなのだと思います。

※地域や宗派、ご家庭によってお供えの習慣が異なる場合がありますので、決まりがある場合はそちらに合わせてくださいね。


■ 夏のお供え花は暑さにも注意

お盆の時期は、一年の中でも特に暑い季節。

切り花にとっても少し厳しい時期です。

お花を少しでも長く楽しむためには、

・花瓶のお水をこまめに交換する
・花瓶を清潔に保つ
・茎のぬめりを洗い流す
・傷んだ葉や花を取り除く
・直射日光を避ける
・エアコンの風が直接当たらない場所に飾る

といったお手入れがおすすめです。

特に夏場はお水が傷みやすいため、「まだ大丈夫かな?」と思う前に交換してあげることがポイントです。

お墓にお供えする場合も、地域や墓地のルールを確認しながら、傷んだお花を長期間そのままにしないよう気をつけましょう。

 


■ 蓮が教えてくれる「つながり」

蓮の花を眺めていると、なんだか不思議な気持ちになります。

泥の中に根を張りながら、水面の上では何事もなかったかのように美しい花を咲かせる。

目には見えない場所に根っこがあって、その根があるから花が咲く。

それは、私たちも同じなのかもしれません。

今ここに自分がいること。

家族がいること。

大切な人と出会えたこと。

そのずっと前には、ご先祖さまたちがいて、それぞれの人生があった。

普段は意識することがなくても、そのつながりの先に今の自分があります。

だからお盆は、亡くなった人を悲しむだけの時間ではなく、

「今ここにいる自分」につながる人たちへ感謝する時間

なのかもしれません。


■ お花だから伝えられる「ありがとう」

言葉にするのは少し照れくさい。

もう直接伝えることができない。

そんな「ありがとう」を、お花に託してみませんか?

豪華なお花でなくても大丈夫です。

一輪でも、数本でも。

大切なのは、その花を選ぶときに誰かの顔を思い浮かべること。

「これ、好きそうやな」

その気持ちがあれば、それはきっと特別なお供えになります。


■ 今年のお盆も、大切な人を想う時間に

毎年やってくるお盆。

迎える人も、送る人も、それぞれに大切な人への想いがあります。

蓮の花が静かに水面で咲くように、

普段は見えなくても、人と人とのつながりは心の中にずっと残っているもの。

今年のお盆は、お花を飾りながら少しだけ昔の話をしてみませんか?

「こんなことあったよな」

「この花、好きやったよな」

「今年もみんな元気やで」

そんな何気ない会話こそ、一番のお供えなのかもしれません。

フラワーショップバンビーノでは、お盆のお供え花やアレンジメントなど、ご用途やご希望のお色味に合わせてお作りしています。

「どんなお花を選べばいいかわからない」という場合も、お気軽にご相談ください。

大切な人を想う気持ちを、お花に。

今年のお盆も、心と心をつなぐ優しい時間になりますように。

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フラワーショップバンビーノ
営業時間:10:00〜19:00
定休日:火曜日・日曜日

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