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開花期に突入 見頃のパンジーとビオラ

開花期に突入 見頃のパンジーとビオラ

開花期に突入!見頃のパンジーとビオラ

――秋から春を彩る小さな花たち――

11月に入り、街角の花壇やお庭が少しずつ華やぎ始めましたね。
その主役といえば、やっぱりパンジーとビオラ。
秋の深まりとともに開花期に入り、春先まで長く楽しませてくれるこの花たちは、まさに季節の移ろいを感じるための“定番”です。

今回はそんなパンジーとビオラの魅力や育て方、花言葉、寄せ植えのコツなどを、花屋の目線からじっくりお話しします。


小さな花が放つ大きな存在感

パンジーとビオラは、ヨーロッパ生まれのスミレ科の植物。
もともとは野生のスミレが品種改良されて誕生したもので、花の大きさや色の豊富さから世界中で愛されるようになりました。

パンジーは大きめの花びらが特徴で、ひとつの花でも存在感抜群。
一方、ビオラは小ぶりながらもたくさん花を咲かせ、まるで花の絨毯のように広がっていきます。

パンジーとビオラの違いは“花のサイズ”が基本ですが、最近では両者の境界があいまいな品種も多く、パンジーより小さく、ビオラより大きい“中間タイプ”も登場しています。
それぞれの個性を生かして組み合わせると、花壇もプランターもぐっと華やかになります。


パンジーとビオラの開花期

開花期はどちらも10月〜翌年5月頃まで
気温が下がる秋に植えると、冬の寒さを乗り越えながら、春にかけていっそう色鮮やかに咲き誇ります。

特に11月から12月にかけては、植えたばかりの苗が元気に根を張り、最初の開花を見せてくれる時期。
冬の間は一時的に花数が減りますが、春になると驚くほどボリュームが増して、まるで別の植物のように見えることも。

「冬の寒さに強い」と聞くと意外かもしれませんが、パンジーとビオラは冷気に当たることで花付きが良くなります。
ただし、霜が強く降りる地域では、夜間に不織布などで覆ってあげると安心です。


豊富すぎる色と形のバリエーション

パンジーとビオラの魅力といえば、なんといってもそのカラーバリエーション。
白、黄、オレンジ、紫、青、ピンク、黒に近い濃紫まで、まさに“虹色”といっても過言ではありません。
ひとつの株から複色の花が咲くものもあり、品種によっては花びらの中心に可愛い“顔模様”が浮かび上がることも。

最近人気なのは、「アンティークカラー」と呼ばれる落ち着いた色味のビオラ。
くすみ系ピンクやグレイッシュパープルなど、ドライフラワーのようなニュアンスカラーは、大人っぽい寄せ植えにぴったりです。

また、フリル咲きや波打つ花弁の“八重咲きパンジー”も登場し、まるで小さなバラのような華やかさがあります。
見る人の好みに合わせて選べるのが、この花の大きな魅力です。


花言葉に込められた想い

パンジーの花言葉は「思慮深い」「物思い」。
これは、下を向くように咲く花姿が、物思いにふける人のように見えることから付けられました。

ビオラの花言葉は「誠実」「信頼」「忠実」。
小さくても誠実に咲き続ける姿に、どこかけなげな印象を覚えます。

どちらも“想い”に関する花言葉を持っているため、贈り物としても人気。
特に冬から春にかけてのギフトや寄せ植えには、「寒さの中でも咲き続ける強さを届けたい」という気持ちを込めることができます。


育て方のポイント

パンジー・ビオラを長く楽しむためのコツは、日当たり・水やり・花がら摘みの3つです。

1. 日当たり

太陽の光を好む植物なので、できるだけ日当たりのよい場所に置きましょう。
半日陰でも育ちますが、日照が足りないと花数が減り、茎がひょろひょろと伸びてしまいます。

2. 水やり

表土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
特にプランター栽培では、底から水が出るくらいしっかりと。
ただし、冬場は乾きにくいため、朝に水をあげて夜の凍結を避けるのがポイントです。

3. 花がら摘み

咲き終わった花をこまめに摘むことで、次々と新しい蕾が上がってきます。
少し面倒に思うかもしれませんが、この“ひと手間”が花持ちを大きく変えます。


寄せ植え・ガーデニングの楽しみ方

パンジーとビオラは他の植物との相性も抜群です。
たとえば、**シルバーリーフ系の葉もの(ヘリクリサム、ダスティミラーなど)**と組み合わせると、冬らしい落ち着いた雰囲気に。
アリッサムやネメシア、ハボタンなどと合わせれば、可愛らしい冬の寄せ植えが完成します。

さらに春先にはチューリップやムスカリなどの球根植物と組み合わせると、開花リレーを楽しめます。
パンジーとビオラは開花期間が長いため、季節の変化を感じながら、長期的にガーデンを彩ることができるんです。


花屋がすすめる「パンジー&ビオラの贈り方」

花束として贈る場合は、ビオラのような小花をたっぷりと束ねて、ナチュラルな雰囲気に仕上げるのがおすすめ。
鉢植えや寄せ植えギフトにするなら、アンティークカラーのビオラや八重咲きパンジーを主役に、同系色の葉ものを添えると上品にまとまります。

冬の贈り物としても人気で、玄関先やベランダに置くだけで、寒い季節にふっと笑顔を届けてくれる存在です。


おわりに

パンジーとビオラは、華やかさだけでなく「長く寄り添う花」として、花屋としてもとても愛着のある植物です。
寒さの中でも凛として咲く姿は、どこか人の心を励ますような力があります。
おうちの玄関やベランダ、お店の入り口など、ふとした瞬間に目に入る場所に植えてみてください。
小さな花たちが、毎日の暮らしにやさしい彩りを添えてくれますよ。


フラワーショップ バンビーノ
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