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ポインセチア “冬に咲く緑の炎”

ポインセチア “冬に咲く緑の炎”

冬といえば、この花。

―ポインセチアが告げる、あたたかい季節のはじまり―

空気が澄み、夜が少し長く感じられるようになる頃。
街のあちこちで真っ赤な花を見かける季節がやってきます。

そう、「冬=ポインセチア」。
もはやこの言葉がぴったりくるほど、
ポインセチアは冬を象徴する花として愛されています。

寒さの中で鮮やかに輝く赤、
深い緑とのコントラスト、
そしてどこか神聖さを感じさせる佇まい。

それは、ただ“冬の装飾”ではなく、
心に灯をともすような存在――
ポインセチアは、まさに“冬そのもの”を表す花なのです。


■ ポインセチアが冬を代表する理由

冬に咲く花は少なく、寒風の中では多くの植物が眠りにつきます。
そんな季節に、まるで太陽のような赤い葉を広げるポインセチア。

見ているだけであたたかい気持ちになるのは、
単に色の力だけではなく、その“生命の強さ”に理由があります。

実は、ポインセチアの赤い部分は花びらではなく「苞(ほう)」と呼ばれる葉。
日照時間が短くなることで色づく「短日植物」で、
冬だからこそ最も美しく輝くのです。

冷たい空気の中で、自らを輝かせる植物――
それがポインセチアが“冬の象徴”とされる理由です。


■ 名前と由来 ― メキシコから世界へ

ポインセチアの原産地は、常夏の国・メキシコ。
現地では「ノーチェ・ブエナ(聖なる夜)」と呼ばれ、
クリスマスを象徴する花として古くから親しまれてきました。

19世紀、アメリカの外交官ジョエル・ポインセットがこの花を持ち帰ったことから、
彼の名にちなみ“ポインセチア”と名付けられました。

つまり、ポインセチアは**「メキシコ生まれの冬の花」**。
南国で育ちながら、寒い季節にこそ輝く不思議な存在なのです。


■ 花言葉 ― 「祝福」「聖なる願い」「幸運を祈る」

冬に咲く花には、どこか祈りのような意味が宿ります。
ポインセチアの花言葉もそのひとつ。

  • 全体の花言葉:祝福する・聖なる願い・幸運を祈る

  • :愛・情熱・聖夜の奇跡

  • :清らかな祈り・希望

  • ピンク:やさしさ・幸福

  • グリーン:安らぎ・再生

冬の厳しさの中に“愛”と“希望”を表すポインセチアは、
まさに「寒い季節に心を温めてくれる花」。
赤は“人の心を動かす色”、緑は“癒しと永遠”の象徴。
この二つが合わさった姿は、まさに“人と人をつなぐ花”です。


■ 誕生花は「12月25日」 ― 聖夜に咲く花

ポインセチアの誕生花は12月25日・クリスマス
これは偶然ではなく、世界中でこの花が「聖なる夜に咲く花」として
愛されてきた証でもあります。

赤い葉はキリストの愛と犠牲、
緑は永遠の命、
白は純粋さを象徴しているといわれています。

つまり、ポインセチアは「冬の祝福」そのもの。
クリスマスに欠かせない理由が、ここにあります。


■ 花屋の冬支度=ポインセチアの季節

花屋にとって、ポインセチアが店頭に並ぶと「冬が来た」と感じます。
11月下旬、入荷したばかりのポインセチアたちが店先を彩り始めると、
一気にお店が華やぎ、街の雰囲気も変わります。

赤、白、ピンク、グリーン、マーブル――
品種も年々増え、まるで“冬の花のファッションショー”。

中でも人気なのは、女性らしい柔らかさのあるピンク系ポインセチア「プリンセチア」
「プリンセスのように華やかに咲く」という意味があり、
冬のギフトや店舗ディスプレイにもよく使われます。

フラワーショップバンビーノでも、
冬の定番として毎年たくさんのポインセチアを入荷しています。
花束よりも鉢植えで長く楽しめる点も人気の理由です。


■ 冬に咲く赤 ― 心を温める色の力

赤には「体感温度を上げる」心理的効果があります。
寒い冬、ポインセチアの赤を見るだけで“あたたかく感じる”のは、
科学的にも証明されているんです。

花屋の店頭でも、
ポインセチアを飾るだけで空間が一気に明るくなり、
お客様の表情まで少し柔らかくなるのを感じます。

それはきっと、花の色だけでなく、
「この季節が始まるんだ」というワクワク感や、
「今年も頑張ったな」という自分への労いも込められているから。

冬の赤は、頑張る人の心を癒す色なのです。


■ 贈り物としてのポインセチア

ポインセチアは「祝福」や「希望」を象徴するため、
クリスマスだけでなく、次のようなギフトにもおすすめです。

  • 開店・開業祝い

  • 結婚祝い・新築祝い

  • 冬の誕生日プレゼント

  • お歳暮・年末のご挨拶

特に鉢植えは“根付く=幸せが根付く”という意味があり、縁起の良い贈り物です。
赤いポインセチアはビジネス運や活力の象徴として男性にも人気があります。
白やピンクは上品で、女性や家庭向けギフトにぴったり。

また、店舗やサロンの入り口に飾ると「繁栄」「明るさ」「愛情」を呼び込むとも言われます。


■ お手入れのポイント ― “寒がりな冬の花”

見た目の印象とは裏腹に、ポインセチアはとても寒がり
冬の花といっても、外に置くとすぐに傷んでしまいます。

◎ 置き場所

室内の明るい場所に。
最低気温が10℃を下回らないよう注意。

◎ 水やり

乾いたらたっぷり。
ただし受け皿に水を溜めないようにしましょう。

◎ 長持ちのコツ

冷気・エアコンの風・夜の窓際は避ける。
環境が安定していれば、1〜2か月ほど色を保ちます。

ポインセチアは手をかけるほど応えてくれる植物。
春先まで元気に過ごす姿を見ると、
“冬を一緒に乗り越えた相棒”のような愛着が湧いてきます。


■ 花屋として思う、ポインセチアの魅力

毎年、冬が来るたびに思います。
ポインセチアほど「季節を感じさせる花」はない、と。

チューリップが春を、ひまわりが夏を、コスモスが秋を告げるように――
冬の入り口を教えてくれるのは、間違いなくこの花です。

寒い中でも力強く咲くその姿は、
「冬を楽しもう」というメッセージのようにも感じます。
そして花屋の店頭を赤く染めながら、
人々に“あたたかい気持ち”をプレゼントしてくれるのです。


■ まとめ ― 冬=ポインセチア

  • ポインセチアはメキシコ原産、冬に最も美しく色づく植物

  • 花言葉:「祝福」「聖なる願い」「幸運を祈る」

  • 誕生花は12月25日、クリスマスの象徴

  • 冬の赤は心を温め、希望や感謝を表す

  • 鉢植えギフトとして人気で、「幸せを根付かせる」縁起花

  • 寒がりなので、室内でぬくもりとともに育てるのがポイント

冬の始まりにポインセチアを飾る。
それだけで、部屋の空気が明るくなり、
心の中に小さな灯がともるような気がします。

「今年もこの季節がきたな」
そう感じる瞬間こそが、
ポインセチアが冬に咲く本当の意味なのかもしれません。


フラワーショップバンビーノ

大阪・京橋駅近くの小さな花屋です。
ポインセチアや冬の贈り物、季節の鉢植えギフトもご用意しています。

📍大阪市都島区東野田町
📞06-4801-8741
🕙営業時間:10:00〜19:00
🈺定休日:火曜・日曜
💐Instagram:@bando_bambino

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